今、生きていることに感謝

水平線

                           たなか さとし

青い水平線に

白い帆のヨット

波の音を心音(こころね)にだぶらせ大きく息を吸う

静寂

そんな時生きていて良かったな

そう思う

私はナゼここで生きているのだろう。 

私はどこから来たのだろう。

そんな不思議な気持ちを私は子どもの頃からずっとずっと持ち続けていました。

広大な宇宙へとつながる空間軸、宇宙誕生から138億年が経過するといわれる時間軸、その中にあって私はなぜ今ここにいるのだろうと。

裏をかえすと、いつかは私はいなくなる永遠に、ということ。

そのことが子どもの頃はとっても恐ろしかった。

今でも恐ろしさは変わりませんが、だからこそ生きていることを大切にしよう、生きていることを無駄にしたくない、生きていることを自分なりに最大限活かしたいと思うようになりました。

私は、昭和61(1981)年に教職に就くことができました。

私はたくさんの子どもたちに出会うことができました。そしてたくさんの時間を子どもたちと過ごしてきました。

私は、水、空気、太陽、木、花、動物、・・・自然が大好きです。

だからでしょうか、ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が大好きです。

そして、レフ・セミョノヴィチ・ヴィゴツキー(1896-1934)が大好きです。

そんな私を子どもたちに伝え続けました。

何のために?

それは、自分を含めこの世に生まれた全ての人に幸せになってほしいからです。

子どもの心の声を聴き、子どもたちを大切に大切に思い続けました。

そして、37年間の教職人生を終えることができました。

私は幸せです。

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