命の時間

人は、時の中を生きています。一日を生き、一月を生き、一年を生き、一生を生きていきます。

子どもたちは、そんなことはまったくお構いなしにその時その時を過ごしているのでしょうが、今ある自分を感じる瞬間に出会ったとき、その一時の大切さに気づくことでしょう。

広い宇宙空間の太陽系にある地球に生まれ、四十五億年という地球の歴史の中で、この現代に、たったの数十年間の命を与えられたことを奇跡と感じたとき、その一刻一刻と過ぎ去る時間を大切に思わざるを得なくなります。

私の生まれる前の時間は、闇です。私が死んだ後の時間も闇です。生きている間のひとときだけが、自分を感じ、人のぬくもりを感じ、世界を感じることができます。

たった一つのかけがえのない自分だけの時間だから、大切に大切にしないわけにはいきません。私にとって無駄な時間はありません。自分を最大限に表現し、自分の可能性を最大限に追求し、自分の人生を懸命に演じきっていきたいと思います。

小学校の子どもたちの中で、限りある自分の時間を感じている子どもはまだ多くはないと思いますが、ひとり一人が、自らを高め、自分らしく、納得のいく人生を作り上げていってほしいと願っています。 

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