地球人(平成28年11月朝会にて)
「地球です。地球は宇宙の中でどのような存在か知っていますか。地球は、一日に一回自ら回転するとともに、太陽の周りを一年かかって回っています。」
「その太陽です。太陽が空を動いて見えるのは、地球が自転しているからです。」
「日没前の太陽です。太陽が燃え立っている様子が感じられます。そう、太陽は地球と違って燃えたぎっているのです」
「太陽を特殊なカメラで撮影した画像と惑星を合成した写真です」
「地球がどれだかわかりますか?」
「木星と太陽の間に地球はあるのですが、小さくて見えませんね。太陽に比べてこんなに小さいのです。続いて木星、土星、天王星、海王星です。これらの星が太陽を回っています」
「この太陽を中心とした星の集まりを太陽系といいます」
「皆さんは、太陽系はどこにあるか知っていますか」
「そう銀河系の中にあります」
「銀河系は地球から見えますか?」
「そう天の川が銀河系です」
「天の川、見たことある人はいますか?」
「私も、はっきりと見たのはこれまでに二度しかありません」
「山の上に行くと運がよければとてもよく見えます」
「この天の川が太陽系のある銀河系です」
「私たちは、銀河系の中にいるので外から銀河系を見ることができません」
「太陽系は、銀河系の中の一つの星の集まりなのです」
「銀河系を外から見るとこんな形をしているそうです」
「銀河系は太陽のように自ら輝く星が二千億から四千億個で構成されているということです」
「中心にはブラックホールがあり、中心から二万六千光年、光の速さで二万六千年かかる所に太陽系があるということです」
「これは、銀河系ではありませんが、銀河系に似た銀河、星の集まりです」
「宇宙には銀河系のような星の集まり、銀河がたくさんあります。その銀河は、ばらばらにあるのではなく、数百から数千集まって銀河団を形成し」
「更に、銀河団も集合し超銀河団という巨大な星の集まりを作っているのです」
「数千億の銀河が数百から数千集まって銀河団をつくりその銀河団がまた数百数千集まって超銀河団になるのです」
「その超銀河団が規則性を持ってつながっているということもわかってきました」「そしてその銀河や銀河団同士の距離は現在も広がり続けているということです」
「私たちは宇宙の中の超銀河団という星の集まりの中の一つの銀河団の中にある銀河系の一つの恒星、太陽を中心とした小さな星、地球に暮らしているのです」
「宇宙全体からすればとても小さな星です」「この小さな星地球に私たちは、百三十八億年の宇宙の歴史の中の今、身を寄せ合って生きているのです」
「何か不思議な気持ちになりませんか」
「私たちは、日本人、アメリカ人、中国人である前に地球人なんです」「争いをして傷つけあうことほど愚かなことはありません」「それぞれができることを一生懸命にやって、助け合って生きていかなければいけないと思うのです」
「この大きな宇宙の片隅で」
「地球、きれいでしょう」