人生はドラマ

私は、小学校五年生のある晩、ふとんの中で「自分はいつかは死ぬ」「自分はいつかはこの世からいなくなる」という思いが突然頭に浮かび、その恐ろしさに叩きのめされたことを鮮明に覚えています。以来、死を恐れる日々が続きましたが、いつしか「人は必ず死ぬ、それならば自分で自分の人生を最良なものに作り上げるしかない」という思いに変わってきました。「人生は、誰のものでもない自分だけのものだ、自分が脚本を書き、自分が演出し、自分が主人公となって演じきってやろう」という思いに。そして、そのストーリーは、自分のため、自分の欲するものを求めるために展開するのではなく、隣人や自然を慈しみ愛することこそ自分の幸せに通ずるという平安時代の高僧最澄の「自利とは利他をいう」という思考へと変わってきました。自分に与えられた生をトコトン大切にし、あらん限りの力を振り絞って人生を演じきって行きたいと思っています。

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